STUDY IB IN JAPAN
中学生から考える
「IB高校」という選択肢
偏差値だけでは見えない、高校での「学び方」から進路を考える
高校を選ぶとき、偏差値、大学進学実績、通学時間などを調べるのは当然です。 では、そこで「どのように学ぶのか」まで考えたことはあるでしょうか。
IB、DP、日本国内のIB認定校、授業言語、寮、大学進学など、 日本のIB高校を検討するための基本情報は、最初の記事でまとめています。
日本のIB高校とは?中学生・保護者のためのIB高校の選び方 →高校を「どこへ行くか」だけで選んでいませんか
中学生が高校を探し始めると、まず目に入るのは学校名や偏差値、 大学合格実績、部活動、校風などではないでしょうか。
もちろん、どれも大切な情報です。 しかし、高校では毎日授業を受け、課題に取り組み、 友人や先生と過ごしながら3年間を積み重ねていきます。
だからこそ、 「どの高校に入るか」と同じくらい、 「その高校でどのように学ぶか」 を考える必要があります。
IBは、その「学び方」を考えるきっかけの一つです。
答えを覚えるだけではない学び方
学校の勉強というと、教科書を読み、先生の説明を聞き、 問題を解き、試験で正しい答えを書くというイメージを持つかもしれません。
IBでは、それだけではなく、 自分で問いを持ち、情報を調べ、比較し、考え、 その考えを文章や発表で表現していく学習が重視されます。
「正しい答えを知っているか」だけではなく、
「なぜそう考えたのか」を説明する。
これは、すべての中学生にとって簡単な学び方とは限りません。 一方で、自分で調べることが好きな生徒、 一つのテーマについて深く考えることが好きな生徒、 自分の意見を文章や発表で伝えたい生徒にとっては、 興味深い学習環境になる可能性があります。
つまり、「IBは良い教育だから選ぶ」という話ではありません。 その学び方が本人に合うかどうかが重要です。
「英語が得意だからIB」だけでは決められない
IBという言葉から、英語教育や海外大学進学を最初に思い浮かべる方もいるでしょう。
しかし、英語が得意であることと、 IBの学習スタイルが本人に合っていることは同じではありません。
また、日本国内のIB校でも、学校やプログラムによって授業で使用する言語、 入学時に求める日本語・英語力、履修できる科目は異なります。
重要なのは、 「英語ができるか」だけではなく、 その言語で考え、読み、書き、課題を継続できるか という視点です。
海外から日本のIB高校を検討する場合は、 日本語についても同じように考える必要があります。 入学試験だけではなく、学校生活を含めて3年間学び続けられるかを確認します。
大学進学から高校を逆算してみる
中学生の段階で、将来の大学や職業まで決めている必要はありません。
それでも、 「理系に興味がある」 「海外大学も見てみたい」 「日本の大学へ進学したい」 「まだ決めていないが選択肢は残したい」 といった方向性は少しずつ見えてくることがあります。
その方向から高校を見ると、学校選びの見え方が変わります。
IBのDPでは、学校によって実際に提供されている科目が異なります。 将来学びたい分野が見えてきたとき、 希望する科目をその高校で履修できるのかという確認も必要になります。
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高校をゴールにしない。
その先から、高校を考える。
教育が合っていても、生活が続かなければ進学できない
高校選びでは、教育内容だけを見て決めることはできません。
自宅から通学できるのか。 遠方であれば寮があるのか。 海外から日本へ進学する場合、どのような生活環境を確保するのか。
未成年の高校進学では、こうした条件が特に重要になります。
授業料だけでなく、入学金、寮費、生活費なども含めて、 3年間継続できる環境なのかを家族で考える必要があります。
「入学できる学校」と「安心して学び続けられる学校」は、 必ずしも同じではありません。
学校名を探す前に、家族で話してみたい3つのこと
IB高校を調べ始める前に、 中学生本人と保護者で話してみてほしいことがあります。
調べる、考える、書く、話す。 自分はどのような学習に興味を持てるのか。
日本の大学、海外大学、学びたい分野など、 現時点で考えている方向を共有する。
通学、寮、言語、費用など、 毎日の学校生活を現実的に考える。
ここで大切なのは、すべての答えを今すぐ決めることではありません。
「まだわからない」という答えがあっても構いません。 何が決まっていて、何がまだ決まっていないのかがわかれば、 次に調べるべきことが見えてきます。
中学生だからこそ、まだ選択肢を広く持てる
IBのDPは、原則として16歳から19歳を対象とする2年間の教育プログラムです。
だからといって、高校へ入ってからIBを知ればよいというわけではありません。
中学生の段階でIBという教育を知っておけば、 一般的な高校だけでなく、IBを提供する高校も含めて比較できます。
調べた結果、「自分には別の高校の方が合っている」と判断することもあります。 それも学校選びとして重要な結論です。
IBへ進むことを先に決めるのではなく、 IBという選択肢も知ったうえで、自分に合う高校教育を考える。
Study IB in Japanは、その順番を大切にしています。
では、何から始めればよいのでしょうか
いきなり学校へ出願する必要はありません。 まず現在地を整理し、その後に学校との適合性を見ていきます。
学校名より先に、自分の現在地を確認する。
学年・学校・Curriculum
日本語・英語
入学時期・学びたい内容
通学・寮・費用
日本・海外の大学進学
ここまで整理して初めて、 「どの学校が自分に合う可能性があるのか」を具体的に考えられるようになります。
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日本のIB高校という選択肢を、具体的に考えてみませんか
Study IB in Japanでは、日本国内の中学生・保護者だけでなく、 海外から日本のIB高校への進学を検討する生徒・保護者にも、 日本のIB教育に関する情報を提供しています。 学校を決める前の段階から、 学年、Curriculum、日本語・英語、希望入学時期、 通学・寮などの条件を整理していきます。
Study IB in Japanを見る →IB・DPと日本のIB高校について最初から確認したい方は、 「日本のIB高校とは?」の記事を見る →
出典・確認日
確認日:2026年10月4日
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文部科学省 IB教育推進コンソーシアム
「IB認定校・候補校」
https://ibconsortium.mext.go.jp/about-ib/school/ -
International Baccalaureate Organization
「What is the Diploma Programme?」
https://www.ibo.org/programmes/diploma-programme/what-is-the-dp/
※IB認定状況、入学要件、授業言語、開講科目、 寮・生活条件等は学校によって異なり、変更される場合があります。 実際の進学検討時には、各学校およびIB関連機関の 最新情報をご確認ください。