「N2だから採用」は危険?外国人採用で本当に見るべき7つのポイント

外国人採用

外国人採用で企業と人材のFITを確認する多国籍チームのイメージ

外国人材を採用するとき、
「JLPT N2を持っているから安心」
「大学を卒業しているから優秀」
「特定技能の試験に合格しているから仕事ができる」
と判断していないでしょうか。もちろん、日本語能力、学歴、資格、職歴はいずれも重要な判断材料です。しかし、それだけで「自社で活躍できる人材か」を判断することはできません。
外国人採用で重要なのは、単純に能力の高い人材を探すことではなく、その企業、その仕事、その職場環境に合う人材を選ぶことです。URESHII GLOBALでは、この「企業と人材のFIT」を外国人採用における重要な視点の一つと考えています。

JLPT N2は「仕事ができる」という資格ではない

JLPT(日本語能力試験)は、日本語能力を測る重要な指標です。N2は、日本語を一定程度理解できる高いレベルを示します。しかし、JLPTでは「話す」「書く」能力を直接測定していません。そのため、同じN2を取得している外国人でも、
・会話が得意な人
・文章を読むことが得意な人
・敬語を使える人
・専門用語を理解できる人
・現場からの指示を素早く理解できる人
など、実際のコミュニケーション能力には違いがあります。採用企業が確認すべきなのは、資格の級だけではありません。「この仕事で必要な日本語を使えるか」という視点が必要です。

外国人採用で本当に確認したい7つのポイント

1.仕事内容と本人の経験が合っているか

最初に確認したいのは、これまでの経験と実際に担当する仕事との関係です。学歴が高いことと、現場で仕事ができることは同じではありません。
例えば、製造、建設、宿泊、自動車運送などでは、それぞれ求められる適性が大きく異なります。「優秀な人材か」ではなく、「この仕事に適した人材か」を見る必要があります。

2.仕事で必要な日本語力があるか

必要な日本語能力は職種によって異なります。接客業では、お客様との会話や敬語が重要になります。一方、建設や製造の現場では、安全に関する指示や専門用語を正確に理解することが重要です。資格だけを見るのではなく、面接では実際の仕事内容を想定した質問を行い、理解力や会話力を確認することが有効です。

3.勤務地と生活環境を本人が理解しているか

外国人採用では、仕事だけでなく「どこで生活するのか」も重要です。都市部での生活を希望している人材と、地方で長期間働ける人材では、希望条件が異なります。交通手段、買い物、住居、気候、周辺環境なども含めて説明し、本人がその地域で生活することを具体的にイメージできているかを採用前に確認する必要があります。

4.給与の「金額」だけでなく生活まで理解しているか

求人票に記載された月給だけで判断するのも危険です。社会保険料や税金、家賃などが控除された後、実際にいくら程度残るのか。そこから生活費を払い、本人が希望する貯蓄や母国への送金が可能なのか。採用前にできるだけ具体的に説明することで、入社後の「聞いていた話と違う」というミスマッチを減らすことができます。

5.本人が日本で何をしたいのか

採用面接では企業側が人材を評価します。しかし、同時に確認したいのが本人の将来像です。「日本で何年間働きたいのか」
「将来どのような仕事をしたいのか」
「資格を取得したいのか」
「長期間日本で働きたいのか」
こうした希望と企業側が想定するキャリアが大きく異なれば、採用後のミスマッチにつながります。

6.職場の働き方と本人の適性が合っているか

同じ職種でも会社によって職場環境は違います。
チームで働く仕事なのか。
一人で判断する場面が多いのか。
早朝・夜間勤務があるのか。体力が必要なのか。お客様とのコミュニケーションが多いのか。外国人という大きな括りではなく、一人の求職者として職場との相性を見ることが重要です。

7.企業側に受け入れる準備があるか

FITを見る対象は外国人材だけではありません。企業側にも確認すべきことがあります。
外国人材に仕事を教える担当者は決まっているか。
専門用語や社内ルールを分かりやすく説明できるか。
困ったときに相談できる人がいるか。
日本人社員にも外国人材を採用する目的が共有されているか。
優秀な人材を採用しても、受け入れる環境が整っていなければ能力を十分に発揮できない場合があります。

「優秀な外国人」より「自社に合う外国人」

外国人採用では、
JLPT
学歴
資格
職歴
年齢
といった情報が最初に目に入ります。これらは必要な情報です。しかし、採用の目的は条件の良い履歴書を集めることではありません。採用した人が実際の職場で働き、企業の戦力となり、長く活躍することです。そのためには、Candidate(人材)だけを評価するのではなく、Company(企業)とのFITを見る。この視点が重要になります。

URESHII GLOBALが考える外国人材とのマッチング

URESHII GLOBALでは、外国人材の紹介において、在留資格や日本語能力だけで判断するのではなく、仕事内容、経験、勤務地、本人の希望、将来像などを確認しながら、企業とのマッチングを考えます。「N2だから採用する」のではなく、「この人は、この会社で活躍できるだろうか」という視点から採用を考える。そして同時に、「この会社は、この人が長く働ける会社だろうか」という視点も持つ。外国人採用を単なる「人手不足を補うための採用」で終わらせず、企業と人材の双方にとって継続できる雇用につなげる。それが、URESHII GLOBALが考える外国人採用です。


URESHII GLOBAL
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運営:虎ノ門商事株式会社
参考・出典
・日本語能力試験(JLPT)公式サイト「N1~N5:認定の目安」
・厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめ
・出入国在留管理庁「特定技能制度」
※制度・統計等は2026年9月8日時点の公表情報を基準としています。

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